洗濯物に誤って、カメムシの匂いをつけてしまってお困りでしょうか。
カメムシの匂いは、かなりやっかいなんです!
洗濯物に付いてしまったカメムシの匂いがいつまで残るのか、匂いを消すための対処法について
お話します。
カメムシの匂いはいつ消える?
カメムシの臭いニオイが洗濯物や衣服につくと、なかなか落ちません。
もう一度、洗濯機を回した位じゃ取れないのが、カメムシの臭いなんです!
カメムシの臭いは、油性成分の液体が元になっているから、洗濯物に染み込んでしまうと、なかなか取れないんですよね。
油汚れも、なかなか落ちにくいじゃないですか。あれと同じです。
ただ、カメムシの臭いは、永久に落ちないわけではないんですよ。
カメムシの臭いの元は、揮発性の特徴も持っているんです。
なので、暖かい環境であれば、ニオイ成分は揮発して、次第に香りを失ってしまうんですよ。
早ければ、3日ほど、長くて、1週間ほど経てば、カメムシ臭は消えているでしょう。
もし、緊急でニオイを消したい場合、ドライヤーの熱でニオイを揮発させる方法もありますよ。
けれど、臭いが消えるまで、他の衣類とは一緒にしたくないし、洗濯物に染み込んだ成分そのものを綺麗にしたいと考える人は多いのではないでしょうか。
カメムシの臭いを消す洗濯物の対処法
さっきもお話したけれど、カメムシの臭いの元となる液体の成分は、
- 親油性である(脂肪や油分に溶けやすい性質のこと)
- 揮発性が高い(蒸発して気体になりやすい)
この2つの特性をもっています。
親油性・揮発性の特徴を利用すれば、洗濯物についたカメムシの臭いをとることができるんです。
手についたカメムシの臭いは、食用油を使うことで簡単に落とせるんですけれどね。
それだと、大事な洗濯物に油ジミを残してしまう恐れが・・・。
親油性を利用して、洗濯物に付着したカメムシの臭いを落とすには、界面活性剤の力を使うのがいいと思います。
界面活性剤の力を使って、カメムシの臭いを落としたら、もう一度、洗濯機で洗濯して乾かせば、臭いは落ちます。
では、カメムシの臭いの落とし方、紹介していきますね。
カメムシの臭いの取り方
洗濯物に付いたカメムシの臭いを取る場合、次の2つの方法だと、家にある身近な材料で、臭いを落とすことができますよ。
牛乳を使う方法
牛乳に含まれるたんぱく質が、界面活性剤の役割をもっているんですね。
- カメムシの匂いが付いた部分に牛乳を付けて、揉み洗い
- 水ですすぐ
- 洗濯機でもう一度洗って干す
なかには、牛乳で湿らせた上に、小麦粉や片栗粉を振って、揉み洗いする人もいます。
粉にニオイ成分を吸着させる、エビの臭み消しのような方法ですね。
中性洗剤を使う方法
- ぬるま湯に中性洗剤を少量入れたものに、カメムシ臭の付いた洗濯物を半日程度、漬け置きする。
- 洗濯機でもう一度洗って干す
消臭効果のある柑橘系の中性洗剤を使うといいですよ。
まとめ
もう一度選択したら、お天気がよければ、日光で乾かすのが一番いいです。
けれど、またカメムシに臭いを付けられるのが怖い場合、室内干しでも大丈夫です。
気になるようなら、カメムシの臭いが付いていた部分だけ、ドライヤーの熱を当てて、念入りに消臭してみてはいかがでしょうか。
生地によっては、今回紹介した方法が合わない物もあるので、実践する前に、しっかり確認してから、試してみてくださいね。