洗濯物を取り込もうと思ったら、なにやら丸くて白いビーズのようなものが並んでくっついている。
それは虫が産みつけた卵です。
白いつぶつぶの卵を産む虫の正体と、卵の駆除対策についてのお話です。
洗濯物に虫の卵で白いのが付いていた
洗って干した洗濯物についた、白くて丸いつぶつぶの卵を産んだのは、カメムシです。
カメムシといっても種類は色々で1000種類以上のカメムシが日本に生息しているのですが、人家の洗濯物に白い卵を産むカメムシだと、クサギカメムシなどがあげられます。
クサギカメムシの特徴は、
- 体長⇒約1.5cmから2cm程度
- 体の色⇒黒(体の一部に黄色と黒のまだら模様があることもある)
- 触覚⇒細長い
日本中、どこでもみられるカメムシなので、そういえば家の周りでよく見かける!という人も多いのではないでしょうか。
カメムシは、春先から夏にかけて繁殖期を迎えるというけれど、秋にも卵をみかけます。
1回に産む卵は、およそ10~100個とかなりの幅があるから、もし少ない数なら、まだラッキーな方かもしれないです。(気休めですが)
洗濯物のつぶつぶ卵
つぶつぶの卵は、簡単にとれる場合と、とれにくい場合があります。
一番、簡単なのは、ガムテープなどの粘着テープを卵にくっつけて、べりべり~っと引き剥がす方法です。
カメムシの卵は、結構頑丈で硬いので、ガムテープで止める際に、破れたりすることはあまりありません。
簡単に払い落せそうな場合は、払い落した後の卵の取りこぼしがないように気を付けてくださいね。
取りこぼした卵から、孵化する可能性があります。
カメムシの卵が洗濯物についた時の取り方。殺虫剤は必要?
洗濯物の虫の卵対策
洗濯物についた卵をうっかり見落としてしまった、なんて話も聞いたことがあります。
今回、卵を発見したけれど、また新たに産み付けられる可能性もありますよね。
カメムシが好む洗濯物は、次の3つの条件が当てはまることが多いです。
- 色が薄い(白、薄いピンク・イエローなど)
- いい香り(フローラル系の洗剤・柔軟剤を使ってる)
- 暖かい(日光で乾いてほかほか)
白い卵を産み付けられるのを避けるための対策としては、
- 洗濯物を室内干しにする(カメムシがでなくなるまで)
- 洗剤を変える(柑橘系・ミント系・無香料など)
などの対策があげられます。
ただ、せっかく洗濯物がよく乾く時期に室内干しは困る!というなら、
- 色の薄い洗濯物だけを室内干しにする
- カメムシ除けのネットを洗濯物に被せる
などの方法がありますよ。
他にも、カメムシ用の忌避剤なども販売されているので、いくつかの対策を組み合わせると、洗濯物にカメムシが卵を産みつける可能性を減らせると思います。
まとめ
卵の色が白いだけに、白い洗濯物だとうっかり見落としてしまう可能性もあります。
家の中に、卵を持ち込むのは絶対避けたいところ。
カメムシが活発に活動する時期、洗濯物の干し方など、少し方法を変えてみてはいかがでしょうか。