5月頃からタカラダニをベランダなどで見かけるようになると、洗濯物や布団を干すの困りますよね。
タカラダニが発生する数カ月の洗濯物と布団をどうすべきかの対策についてお話します。
タカラダニが洗濯物につく理由
家のベランダやブロック塀、コンクリートなどに5月頃から大量発生するタカラダニは、カベアナタカラダニという種類です。
カベアナタカラダニは、コンクリートの隙間やひび割れの中に住みつき、お天気がよくて、ぽかぽか陽気の時間帯に活動が盛んなダニなんです。
布団や洗濯物を干したい時間帯が、カベアナタカラダニの活動したい時間と合致してるのが、困るところなんですよね。
カベアナタカラダニは、ぴょんぴょん跳びはねたりしません。
ベランダの手すりに布団を干す場合、物干しに干した洗濯物がコンクリートに密接している場合などは、カベアナタカラダニが巣から移動して付着します。
コンクリートから洗濯物や布団が離れていても、カベアナタカラダニは風に舞って付着します。
カベアナタカラダニが発生している時期に、布団や洗濯物への付着を防ぐのは難しいです・・・。
けれど、春になって、洗濯物日和になったのに、ずっと室内干しは嫌ですよね・・・。
タカラダニがいて布団が干せないときには
放水する
カベアナタカラダニは、うっかり潰すと赤いシミが付いてしまうので、放水して駆除するのが一番です。
しばらく部屋干しになりますが、数日間、毎日放水で駆除して、カベアナタカラダニの発生が見られなくなったら、洗濯物や布団を干すという方法があります。
洗濯物カバーを使う
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花粉や雨除け対策として、洗濯物カバーが販売されています。
カベアナタカラダニが、風にのって洗濯物に付着しにくくなる可能性があります。
カベアナタカラダニ対策以外でも、雨が降りそうな日とか、陰干ししたいときなどにも使えますよ。
布団干しカバーを使う
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布団袋に入れて干すので、直接、日光が布団に当たるわけではないのですが、熱を吸収するので、中のお布団がホカホカになります。
枕カバーを使う
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布団と一緒に、枕を干したいときもありますよね。
頭を乗せるから、カベアナタカラダニが付着していたり、赤いシミが付いてしまうのは困りますよね。
まくら干し袋に入れることで、カベアナタカラダニが付着しづらくなります。
ただ、洗濯物カバーなどを付けても、絶対にカベアナタカラダニが付着しないとは限りません。
洗濯物や布団を外に干す場合は、洗濯物カバーや布団干し袋を使用しても、取り込む前には、カベアナタカラダニが付着していないかの確認はした方がいいです。
カベアナタカラダニが洗濯物や布団に付着して、室内に侵入してしまう場合も多いんです。
タカラダニの赤いシミは落とせるか
タカラダニをうっかり潰してしまうと、洗濯物や布団に赤い体液が付着して、シミになります。
この赤いシミは落ちないんです。
漂白剤やアルコールスプレーでも、落ちません。
布だけではなく、クッションフロアやベランダのフロアなんかも、シミが残ってしまいます。
まとめ
カベアナタカラダニは、人害はないといわれているけれど、赤いシミは、ほんとに困ります。
もし、洗濯物や布団にカベアナタカラダニが付着した場合は、絶対につぶさないように注意してくださいね。
布団干し袋や洗濯物カバーでの予防は、100パーセントではありません。
カバーを使って外に干す場合でも、家の中に取り込むときには、念のためにカベアナタカラダニが付着していないか、確認してくださいね。