蜘蛛一匹でもドキッとするのに、大量の蜘蛛の赤ちゃんがいたら、ゾゾ~ッとしますよね。
蜘蛛の赤ちゃんが大量発生する原因、対策、退治についてお話しますね。
蜘蛛の赤ちゃんが大量発生した原因
蜘蛛の種類にもよるんですが、秋ごろ寒くなる前に卵を産んで、暖かくなる春先から梅雨時期に孵化する蜘蛛は多いんです。
そして、蜘蛛の赤ちゃんたちは、しばらく親クモと一緒に生活したり、コグモ達でまとまって行動したあと、バルーニングといって、別々に散って、一人の生活を始るんですよ。
生まれた時はたくさんの兄弟がいても、途中で死んでしまったり、食べられてしまったり、しっかり成長できるのは、ごく一部。
なので、暖かい春先以降に大量の蜘蛛の赤ちゃんを見つけたなら、孵化して間もない頃である可能性が高いです。
蜘蛛は卵の塊を糸でぐるぐる巻きにした卵のうという形で、卵を守っています。
この卵のうは、家のどこでも産みつけられる可能性があって、押し入れの奥や家具の裏の隙間、天井裏など静かで目立たない場所が多いです。
また、卵から蜘蛛の赤ちゃんが孵化するまで、口にくわえたり、自分のお腹や背中に着けて、持ち運ぶ蜘蛛もいます!
もちろん卵のうにつつんで、後は放置という蜘蛛もいるんですけれどね、意外と蜘蛛って子煩悩!?と思ってしまいます。
蜘蛛の赤ちゃんへの対策
1回で産む卵の数はクモの種類によって、全く異なります。
1回の産卵で数十個から、多いと千個程産むクモもいるんですよ。
なので、蜘蛛の幼体の大軍を見たなら、最低でも数十匹はいると覚悟しましょう!
クモは孵化した数は多くても、順調に成長できる個体は少なくなります。
これは、他の害虫(ゴキブリやハエ)に捕食されてしまったり、成長できずに死んでしまったり、兄弟グモに共食いされてしまったり・・・。
なので、生まれたてのクモの赤ちゃん軍団を見たときには、ゲゲッ!と驚くかもしれませんが、日が経つにつれ、蜘蛛の赤ん坊の数は減っていきます。
最近、小さいクモをよく見るなぁと思って、なんとなく天井を見上げたら、大量の赤ちゃんグモがぶら下がっていたなんて、ホラーばりの恐怖シーンが目の前に広がっていたなんて話もあります。
でも、だんだん出てくるコグモは減り、そのうちみなくなったそうです。
クモは家に発生するハエやゴキブリ、ダニなどの害虫を捕食してくれる益虫でもあります。
そのまま放っておいて、目にしなくなるのを待つ人もいます。
蜘蛛の赤ちゃんを退治する場合には
そうはいっても、大量の蜘蛛が家のどこかにいると思ったら、いい気持ちはしないかもしれません。
駆除する場合ですが、失敗すると捕まえるのは大変です。
よく『クモの子を散らすように』などと比喩することがありますが、まさにこの言葉通り。
クモの赤ちゃんは、散り散りに部屋のあちこちに逃げてしまいます。
- 掃除機で吸引
- コロコロクリーナーで絡め取る
- 殺虫剤
などの方法があります。
掃除機で吸引
クモに限らず他の虫にも言えることですが、掃除機で吸引されても生きていて、再び出てくる可能性はあります。
紙パック式の場合は、クモを吸い取ったらすぐビニル袋入れて、ふちをしっかり縛り、ゴミ箱に捨てたほうがいいです。
吸い取る前に、殺虫剤を吹きかけておくといいですよ。
サイクロン式の場合は難しいかもしれません。
コロコロクリーナーで絡め取る
車の中など狭い密室に効果的なのですが、蜘蛛の赤ちゃんの上からコロコロクリーナーを当てると、びっしりクモの赤ちゃんがくっついてくるんです!
力加減が難しくて・・・力を入れてコロコロすると、クモの赤ちゃんがつぶれてしまうのが難点。
殺虫剤
殺虫剤を吹きかけて、弱ったところをほうきとチリ取りで取って捨てます。
クモの種類によっては、殺虫剤の効果があまりないこともあります。
まとめ
クモは益虫とはいうけれど、小さいクモの幼体がワサワサ~とうごめいている様子は、背中がぞわわ~っとして、鳥肌ものです。
家の中でその様子を見た日には、ショックで泣けてきます。
もし大量に見つけたら、親グモと共にまとめて駆除できれば、不快な思いは一度で済みそうです。