車を運転中に、クモが現れたら驚きますよね。
中には事故につながった例もあります。
車の中のクモを退治する方法と、駆除するのに便利なグッズについてお話していきます。
車の中の蜘蛛を退治するなら
①暑い季節なら炎天下に放置
暑い時期なら、炎天下の日の当たるところに車を置いておけば、車内温度は50度程度になることもあります。
高温で、しかも水分のない車内では、クモは生きることができません。
その状態で放置しておけば、クモは干からびてしまうので、退治することができます。
干からびた蜘蛛は、車内をくまなく探しても、見つかる場合と、見つからない場合があります。
運よく見つかれば、そのまま拾ってゴミとして処分できるんですけれどね。
見つからない場合、車内をしっかり掃除します。
家の掃除機だと、嫌だなぁと思う人もいますよね。
そんな場合は、ガソリンスタンドの有料の掃除機を使うのもいいです。
ガソリンスタンドによって、掃除機の使い勝手や吸引力には、当たり外れはあるんですけれどね。
私は、利用しているディーラーさんに置いてある、無料で使える掃除機を使わせてもらっています。
吸引力も高いし、なにより無料なのが嬉しいところ。
蜘蛛の死骸と一緒に、車内のゴミをきれいに吸い取って、清々しい気分で帰宅します。
②寒い時期なら
蜘蛛は寒さに弱い生き物なんです。
だから冬は仮死状態になって、巣の中で暖かくなるのを待ちます。
寒い冬にクモが車内をうろついているなら、エアコンや冬の日差しで車内がポカポカ快適だから。
蜘蛛が卵から孵化するのは、春~梅雨時期にかけてなので、大きい蜘蛛なら外から入り込んだ蜘蛛である可能性は高いです。
このまま、車内の隙間やミラーの中に入り込まれて巣を作られては困るので、見つけた段階で捕まえて、外に逃がせればいいのですが・・・
蜘蛛が苦手な方には、酷な提案ですよね。
でも、放置したら、その後も蜘蛛の存在に怯えながら運転することになります。
実際、私が蜘蛛を見逃してしまった経験なのですが・・・。
1月の寒い夜に、車のダッシュボードを元気に動き回る蜘蛛を見つけたことが経験があります。
私は運転席、娘は助手席で、車が揺れたりカーブを曲がると、クモがダッシュボードから落ちそうになり、そのたびにおしりから糸を出して、空中をブラーンブラーン。
そして、またダッシュボードに戻り、動き回るの繰り返しだったんですけれどね。
娘にしたら、いつ自分の膝に落ちてくるのか、気が気じゃないんですよ笑
でも、捕まえられない。
短い距離だったんで、車を停めずに移動しちゃったんですが・・・。
その翌日、クモを探したら、どこにも見つからないし、それっきり出てきませんでしたが・・・。
娘は車に乗っても、また蜘蛛が出てくるんじゃないかって、しばらくの間はビクビクしていました。
その教訓を活かして、私の車の中に常備しているものがあります。
それは、
- 金魚やメダカをすくう網
- 下敷き(新聞紙でも可)
- ビニール袋
です。
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小さい魚をすくう網で、クモをすくって、車の外に逃がします。
もしガラスとかにくっついていて、すくえない場合は、まず蜘蛛の上から網を被せます。
ガラスと網の間に下敷きを入れて、網に蓋をする形で蜘蛛を閉じ込めたら、車外に逃がします。
すぐ出せるよう、ダッシュボードの下のグローブボックスにしまっています。
ビニール袋は、捕まえても、すぐには外に逃がせない場合に、蜘蛛を捕まえておくために準備してあります。
蜘蛛がビニル袋の中をカサカサ移動する音も苦手な場合は、クモと一緒に多めにティッシュを入れておくと、カサカサ音を減らせますよ。
普通の虫取り網は、車内では振りまわしづらいし、大きくてかさばるから、しまいづらいし、出しづらいので、私はあんまりおすすめしません。
③クモを見失ってしまった場合
クモをうまく退治できなかった、外に逃がせなかった、で、クモを見失ってしまった場合、まだ車内のどこかにクモが潜んでいる可能性があります。
バルサンなどの家庭用燻煙薬を、車内に焚くという話も聞くのですが、
- 車に使うには容量が多すぎて、成分が車内に残留する恐れがある
- 車内の精密機器に影響を及ぼす
- 車のシートや天井などが変色するなどの影響が出る
といった可能性があります。
実際に車内で使用して、クモは退治できたけれど、薬の臭いが車内に残ってしまった、エアコンを使うとその匂いが出てくる、と言った話もあります。
クモ対策の殺虫剤やスプレーも似たような可能性があります。
液体を噴射するのも、ためらわれるし・・・。
娘のためにも、見失った蜘蛛を駆除したいと、思いついたのが次の方法です。
車内の蜘蛛を駆除するには
どうしたら見失ったクモを退治できるか、ヒントを得たのが、白アリの防除処理です。
以前、自宅の床下に白アリの防除処理をお願いした時に、業者さんが使った薬剤がですね。
除虫菊に含まれる成分を使用した、人やペットに影響の少ないというもの。
その虫除け成分と似ているピレスロイド系の成分が、蜘蛛用のスプレーに使われていたので、クモにも有効な成分みたいです。
調べてみたら、除虫菊の花に含まれる虫除け成分は、蚊取り線香の原料にも使われているんです。
そこで試してみたのが、どこでもべ―プ。
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その名の通り、車内のどこでも置くことができます。
車内に、どこでもべ―プを置いたところ、ピレスロイドの神経毒が効いたのか、身動きとれない蜘蛛が見つかりました。
ティッシュに包んで駆除するだけで、面倒な掃除などもないので、後始末がとても楽でした。
持ち運びもできるので、車に常備していれば、キャンプなどのアウトドアや旅行先でも重宝します。
身体に付けられるタイプもあるので、アウトドアでお子さんの身体に付けてあげることもできますよ。
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車内に蜘蛛を入れない対策
蜘蛛を車内に入れない為に、窓を開けない、車に乗る前に髪の毛や服を手で払う、といった行動をとっても、やはり蜘蛛。
どんな小さな隙間でも、入り込んできてしまいます。
海外の研究の話なんですけれどね、クモは振動に敏感な生き物で、車のエンジンの振動を感知すると、近寄ってくるのだとか。
私もついエンジンをかけっぱなしで、家族が車に乗り込むのを待っていることがよくあるのですが。
車のエンジンの振動は、どうやら蜘蛛を興奮させるようなので、エンジンをかけたら、なるべくすぐに車を発進させると、クモが車内に入り込む可能性を減らせるかもしれません。
それから、クモはエサとなる虫がいるところに居つくので、他の害虫が喜びそうな食べ物のカスやほこり等は、こまめに掃除して、クモが居座る環境を作らないようにしましょう。
べ―プを常に置いておきたくない、という場合は、クモが嫌いな香りを車内に充満させるのもひとつだと思いますよ。
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まとめ
車内にいる蜘蛛は、夏場なら窓を閉め切った高温の車内で簡単に退治可能です。
それ以外の季節は、駆除する必要がありますが、車内の設備や精密機器に影響が出ない形を取りましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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