卒業式間近または卒業式当日に、発熱・インフルエンザ発症。
ご両親もお子さんも、ツライ気持ちでいっぱいのこととお察しします。
インフルエンザを発症しての卒業式出席についてお話します。
小学校の卒業式インフルエンザにかかった場合
学校に伝える
もしかして、もう学校や担任の先生に相談されているかもしれませんが。
もしまだなら、学校へインフルエンザを発症した旨を伝えて、学校としての考えを聞いてみましょう。
過去に聞いたことのある案として、
- 熱が下がっていれば、卒業式に参加してもよい(←特例?)
- 保健室で待機して、卒業証書だけ授与してもらう
- 卒業式は欠席して、後日、個人での卒業証書授与を行う
など、なるべく生徒が卒業式に参加できる方向で対策をとってくれる場合もあります。
ただ、『卒業式に参加してもいい』とい選択肢ができることで、余計に悩んでしまうことにもなるのですが(>_<)
たぶん、今、悩んでいるのは
- 一生に一度だから、卒業式に参加させてあげたい
- もしくは保健室待機でもいいから、卒業証書授与だけでもいいから参加させたい
- けれど、他の生徒にうつしてしまっては申し訳ない
- または、他の児童や保護者がどう思うかが気になる
この辺りではないでしょうか。
この悩みって、親側の悩みですよね。
お子さんの考えはもう聞いていますか?
子供に聞く
きっと、お子さんも卒業式をクラスのお友達と一緒に迎えるのを楽しみにしていたことでしょうね。
ここで肝心なのが、卒業式への参加で悩んでいるのが誰なのか、ということ。
親としたら、子供が待ち望んでいた卒業式に出席させてあげたいと思います。
でも、お子さんは?
- 熱や頭痛、身体のだるさでそれどころじゃないかもしれないし。
- 病み上がりの体調で、卒業式に出るのは恥ずかしいかもしれないし。
- クラスメイトと一緒に卒業を迎えたいかもしれないし。
- 少しでもいいから出席したいかもしれないし。
『かもしれない』では、どんな選択が、お子さんにとってベストか分からないので、体調など可能なら、お子さんの気持ちを確認してみてください。
学校側の対応も分かっていれば、『こういう選択肢があるんだけど、どうする?』と合わせて聞いてみるといいと思います。
お子さんが『卒業式には行かない』という考えなら、子供の考えを尊重してもいいのではないかなと思います。
インフルエンザで卒業式を出席する場合、欠席する場合に起こりえることを考えてみましょう。
インフルエンザで卒業式を出席する
『風邪で通す』
ママ友に『○○ちゃん、大丈夫?風邪?』などと心配して聞いてくれた場合に、なんて答えます?
『風邪』と通すっきゃないかもしれませんが・・・他の親にばれるんじゃないかとか、ドキドキしたり、後ろめたい思いをするかもしれません。
また、風邪で通す場合、子供にも嘘をつきとおさせることになります。
たぶん、インフルエンザだとクラスメイトに分かれば、多かれ少なかれ、その親にも伝わる可能性は高いです。
『インフルエンザ』であることを隠しての出席は、なんとなく後々まで気持ちがすっきりしないまま終わる可能性はあります。
『保健室で待機する』
クラスメイトと卒業の感動を分かち合う時間は少なくなってしまいますが、卒業証書授与など、卒業式の一部には出席することができます。
他の児童との接触の機会が減るので、インフルエンザをうつす可能性は若干減らせるのかなと思います。
一生に一度の小学校の卒業式、できることなら参加させてあげたいけれど、気になるのは、
- 他の児童への感染
- 保護者がどう思うか
- 子供の体調が悪化しないか
保護者にも色んな考えの人がいるから、
- 卒業式といえど出席停止期間に登校することに難色を示す人
- 卒業式だもん、大目に見てあげようと登校に理解を示してくれる人
- 学校が許可しているならいいんじゃないと気にしない人
様々です。
卒業式が終わったあとも、中学校への一日体験入学や卒業旅行、家族イベントなどを控えていることが多いです。
卒業式で感染して、その後の予定がダメになってしまった場合、
☆感染した子供から『あの子からうつされた』と怒りの感情を向けてくるかもしれません。
- 卒業式に出席することで、少なからず、批判的な視線や意見に直面するかもしれないこと
- 卒業式だけでなく、その後の生活や予定にも影響を与えるかもしれないこと
この2点は可能性として、頭に入れておいた方がいいと思います。
ちょっとシチュエーションは違うんですけれど、ちょっと気まずい思いをしたことがありました^_^;。
過去に、仲の良いお友達親子、数組とクリスマスパーティをしたことがあったんです。
クリスマスパーティの次の日、うちの子供が発熱、検査したらインフルエンザだったんです(>_<)
で、その時の私↓
どうしよう、私の管理不足に思われるかな
↓
必ずしも感染してるとは限らないし
↓
当日の発症じゃないし、いちいち言わなくてもいいか
↓
クリスマスパーティのメンバーに特に報告なし
というずるい考えで、済ませてしまったんです。
なんとなく心の中はモヤモヤしたまま、日々過ごして行ったんですけれどね。
後日、話の流れで、うちの子のインフルエンザの発症と、その次の日にクリスマス会のメンバーの別の子がインフルエンザを発症していたことがわかり・・・
相手の子のママから、いつ発症したのか、本当は当日発症してたんじゃないかとか、ちょっと探りを入れられたりしました。
そこにいたメンバーが誰もインフルエンザを発症しなかったら、なにも起こらなかったんですよね。
でも、インフルエンザ発症によって、『うつされた』とか『隠してた』みたいな悪いイメージをもたれてしまったんです。
今思うと、クリスマスパーティの翌日といえど、感染の拡大予防のためにも、適当に済ませず、正直に連絡していたら、違ったと思います。インフルエンザって、発症前が一番、菌をばらまいていると聞いたこともありますしね。
ちなみに、そのママとは今も仲良く、お付き合いしています。
インフルエンザで卒業式を欠席するのはつらいけれど・・・
お子さんが、自分の意思で『欠席』を選んだ場合
お子さんの考えを尊重して、欠席を選んでいいと思います。
きっと、お子さんも複雑な心境だと思いますが、小学6年生なりに色々考えた結果だと思います。
ただ、やっぱり心残りはあると思うので、お子さんの気持ちをフォローしてあげられたら、いいですよね。
潔く欠席を選ぶ
後ろ髪をひかれた思いで、卒業式欠席を選択すると、その思いはずっと残ります。
卒業式を欠席するのは、親子にとってツライ選択かと思います。
欠席を選んだ場合、
- クラスメイトや仲良しのお友達と卒業を分かち合えない
- 卒業式の写真がない
など、小学校卒業の思い出が残せないんですねよ・・・。
けれど、後々起こるかもしれない非難やトラブルを回避できる、これは大きいと思います。
すてきだな~と思ったエピソードがありまして。
卒業式後日、インフルエンザで休んだ生徒だけ、個別に卒業証書授与をしたんですけれど、先生の計らいで、都合のあったクラスメイト達が立ち会ってくれたそうです。
それはそれで、きっと素敵な思い出になったと思います。
一人だけでの卒業証書だけれど、校長室で先生みんなに囲まれて、卒業証書をしてもらったり。
卒業式を欠席するしても、いい思い出を残せる可能性もあります。
まとめ
卒業式に出席できるならば、一番の解決になるのですが。
インフルエンザに感染しての出席、欠席、共にいい部分、悪い部分はあります。
卒業式への出席と欠席、どちらを選択するのが、お子さんとご自身にとって、よりスッキリした気持ちになれるか。
晴々とした気持ちで、卒業式当日を迎えられるといいですね。
最後まで読んで頂き、有難うございました。