一匹や二匹、ベランダにくるならまだしも、大量のカメムシに乗っ取られたとなると話は別です。
家のベランダに大量にカメムシが発生した時の対策についてお話します。
カメムシがベランダに大量発生
例年より、ベランダに来るカメムシが異常に多いことってありますよね。
夕方のテレビのニュースで、今年はカメムシ発生率が○倍!!とかやっているのを観て、よその家もそうなのか~と納得するようなできないような。
大量に発生する理由としては、台風があげられるんです。
カメムシがたくさん住んでいる草むらや林なんかが台風の風で荒らされて、大量のカメムシ達が周辺住宅に飛び散ってくるんですよね。
飛散したカメムシ達は、
- ベランダから漏れる明り
- ベランダに置かれた植物の香り
- ベランダのぽかぽかの日当たり
などによって、住処を追われた?カメムシが、吸い寄せられてくるんです!
いきなり目の前に大量のカメムシの姿が飛び込んできたら、『大量発生!!』と思うでしょうが、実は草むらや山林に住んでいるカメムシが、一斉に人家のベランダにやって来ただけ。
自然の中に生きているカメムシが、大量に人の世界にやってきたって言う方が、正しいんでしょうね。
もし、他の家のベランダはあまりいないのに、うちのベランダだけ大量発生している!という人は、家のベランダにカメムシを引き寄せやすい環境があるのかもしれません。
カメムシがベランダで日向ぼっこするのは、よく見る光景なんです(我が家では)。
カメムシは寒さが大の苦手。
なので、異常気象でやたらと気温が低くなると、暖をとれる避難場所として、家の中に侵入しようと近づいてくるカメムシも増えてきます。
日当たりのいいベランダは、カメムシにとって、かなり快適な場所なんですよね。
カメムシがベランダに大量発生した理由として、
- 台風(特に異常な強さの台風)
- 異常気象で気温が低い
- ベランダがカメムシの好みの環境になっている
これらの理由は、思い当るところはないですか?
カメムシが大量発生は毎年ではないけれど
実は、気候以外にもカメムシが大量に発生するケースがあるんです。
それは、花粉です!
カメムシは、スギやヒノキなど裸子植物の球果を食べるので、スギ花粉やヒノキ花粉などが多く発生する時期はエサが豊富なので、繁殖率もアップし、幼虫が成虫になれる確率もアップします。
スギやヒノキがたくさん植わっている地域なら、その年の花粉の飛散状況によっては、カメムシの大量発生も考慮しておいた方がいいでしょうね。
繁殖したカメムシが増えれば、秋口になって越冬場所を求めてベランダにやってくるカメムシの個体数も、必然的にアップします。
- 花粉の量が多い
- 大きい台風が多い
- 異常気象で寒い
この条件が揃ったら、カメムシ大量発生の可能性を考えて、対策をとっておくといいと思います。
カメムシ大量発生の対策
カメムシを一匹一匹、駆除するのは手間がかかりすぎます。
大量のカメムシが、ベランダに近寄りにくい環境を作るなら、サイベーレをベランダや外壁、窓周りなどに吹き付けておくと、忌避対策にもなりますよ。
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サイベーレは値段はちょっと高いけれど、希釈するのでたっぷり使えるし、他の害虫予防にも使えるんですね。
だから、もしカメムシ以外の害虫にも困っているなら、季節の変わり目など定期的に撒いておくと安心だし、この一種類で何種類もの害虫に対応できるで、何種類も薬剤を買う必要がないのが助かります。
または、ベランダ全体を防虫ネットで覆ってしまうという、ちょっと難易度の高い方法もあります。
カメムシは2,3mm程度のわずかな隙間でもスルリと入り込んでしまうので、網目の細かいネットを用意する必要があります。
ベランダからの眺めや外からの景観はちょっと悪くなりますが、ベランダにカメムシが入りこんでくる確率は低くなります。
ただ、防虫ネットにカメムシが大量にくっつく可能性があるので、防虫ネットにカメムシ用の忌避スプレーをしておくと、寄せ付けない効果が高まりますよ。
まとめ
カメムシが大量発生したなら、徹底的に寄せ付けない対策をすることをおすすめします。
天然由来のやさしい効果だと、大量のカメムシには効き目が弱いこともあります。
- 防虫ネットで遮断する
- サイベーレで防虫効果を高める
この2つの対応だと、大量発生のカメムシへの効果も高まると思いますよ。