ヤスデを家の中で見ると、思わずぎょっとなりますよね。
一体どこから家の中に入り込むのか気になるところ。
まさか家の中で大量に孵化しているなんてことは・・・。
ヤスデの侵入経路についてお話します。
ヤスデは室内のどこからくるのか
ヤスデの侵入経路は様々・・・とういうか、家中の至るところから入ってきます。
壁を登れるので、2階の窓からでも侵入可能。
我が家はお風呂場によく出没するのですが、お風呂場のドアの枠だって、ツルツルして滑りそうなのに、平然と登っています。
家では色んな虫がどこからかやってきて、ゴキブリ、コバエ、蜘蛛、アリ、シバンムシなどなど・・・色んな種類の虫が侵入してきます。
もちろん家の周りの敷地にも、ネキリムシ、バッタ、ナメクジ、アリなど色んな虫が住んでいます。
結局、一般の家には構造上、色んなところに隙間や穴などがたくさんあり、玄関や窓を閉めても、小さな虫達は隙間からいくらでも入りこんでしまうんですね。
ヤスデは、腐植食性で、キノコなどの菌類や落ち葉、堆肥などを主食にしているので、家の周囲にそいういったものがある環境だと、ヤスデが繁殖している可能性はありますね。
なんでヤスデは腐植物を好み、土の中で生活するのに、家の中に入ってくるのかというと、ヤスデは水が苦手なんですね。
ヤスデが成虫となって土から出てくるのは、梅雨の時期(5月下旬~6月頃)なので、たくさん降る雨水で窒息しないように、高いところに避難しようとします。
ヤスデの住む環境の周囲に高い木など登るものがなくて、家の壁をよじ登り、家の中に侵入してくるんですね。
ヤスデの侵入経路
窓を開けていても、玄関を閉めていても、サッシの隙間、玄関の隙間など1~2mm程度の隙間があれば、ヤスデは侵入可能です。
我が家の場合、洗面台の隙間から蟻が出入りしていたことがあり、壁と床の継ぎ目から侵入されていました。
床下がベタ基礎、布基礎など構造の違いにもよるんでしょうが、家のどんな隙間も、ヤスデにとっては侵入経路になってしまうんです。
家の中でもよくヤスデを見かける場所があったら、その部屋で考えられる隙間をまずは埋めてみるといいと思います。
夏場に窓を開けられないのは辛いですよね。
▼サッシや網戸の隙間を塞ぐテープなども売っています。
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100均でも、こういったすきま対策のテープ売っているので、出かけた時にでもチェックしてみてください。
それから、家の周りをチェックしてみて、ヤスデがいる場所の近くの窓など隙間を埋めてみてください。
ただ、ヤスデは昼間は日陰を避けて隠れているので、夜の方が見つけやすいかもしれません。
ヤスデは家の中で繁殖するのか
ヤスデが家の中に入り込んで産卵するのか、実は家でみかけるヤスデは室内のどこかで孵化したものじゃないのか・・・など不安が頭をよぎることもあるかと思います。
ヤスデが家の中で産卵・繁殖する可能性は少ないです。
まず、家の中にはヤスデが好んで食する腐植食の堆肥や落ち葉などがないですよね。
ヤスデは8月~10月頃に土の中に産卵して、孵化したら土の中で、幼虫時代を過ごし、越冬します。
なので、室内にヤスデの食べ物がない、産卵するための土がない、という状況では産卵も繁殖も難しいんです。
室内で、腐葉土を使って植物を育てている場合とかだと、また話は変わってきます。
ヤスデが家の中に入ってくる大きな理由は、雨から逃れるためなので、基本的には家の中のどこかに産卵される可能性は低いです。
まとめ
ヤスデは体長2~3センチ、幅数ミリと小さいので、家のあらゆる場所からの侵入が可能です。
室内でよく見かける場所があるなら、その周辺にヤスデがたくさんいたり、入りやすい侵入経路がある可能性は高いです。
ちなみに、ヤスデは水は嫌いですが、乾燥も嫌いで適度な湿気を好みます。
うちの風呂場でよく見かけるのは、湿気具合がヤスデによって快適なのかもしれません。