観葉植物にコバエがわく理由は、土の種類や状態が大きく関わってきます。
コバエが産卵しやすい環境になっているのかも!
コバエの大量発生を防ぐためにも、もう一度、土の状態を確認しましょう。
観葉植物のコバエ対策は土選びが重要
観葉植物や植木鉢にわくコバエは、土から湧いてきます。
植物本体は関係ないんですよ。
外から部屋の中に侵入したコバエが観葉植物の土の中に産卵したのか、既に土の中に卵があったのか、どちらかの可能性が大きいです。
家の中で観葉植物や植木鉢から湧くコバエといれば、クロバネキノコバエが有名です。
真っ黒くて、1mmほどの小さいコバエが鉢の周辺で、わんさか死んでいることがよくあります。
クロバネキノコバエの雌は、死ぬ前に60~80個の卵を産みます。
孵化から成虫になるまで3週間ほどかかりますが、どんどん卵は増えるので、最初は数匹の発生でもあっという間に大量発生したりするので、結構怖いです・・・。
コバエが産卵に好む環境は
- 湿気がある
- エサとなる有機物がたくさんある
- 腐葉土や朽木など腐った植物
これが大きなポイントです。
このコバエが好きな環境を作る要因として、
- 腐葉土を使っている
- 水をあげすぎて、常に土の中が湿っている
- 風通しが悪い
- 有機肥料を与えている
などのどれかが当てはまっている可能性がありますよ。
一度確認してみてくださいね。
観葉植物の培養土はコバエがわく可能性あり
培養土は、基本の土と補助役割の土がブレンドされていて、すぐ使えますよね。
有機質肥料も含まれている有機培養土もあります。
有機質肥料は、コバエの幼虫にとって美味しいエサになるんですよね。
配合されている土によって、保水性が高かったり、排水性が高かったり、とバランスも違ってきます。
培養土を使う時は、用途やブレンドされている土、肥料をよく見た方がいいですよ。
腐葉土を混ぜたりする人もいるけれど、腐葉土は落ち葉が時間の経過とともに腐って土になったものです。
クロバネキノコバエは、腐葉土の環境が大好きなんですね。
通気性が高い半面、保水性が高い・有機物が豊富と、コバエの産卵にとっても適した環境なんです。
室内で観葉植物や鉢植えを育てる場合、使う土は選んだ方がいいです。
たまに外のプランターと同じ土を利用する人もいるけれど、外と部屋の中では、植物の土は変えた方がいいですよ。
観葉植物の土で虫がわかない可能性があるもの
室内で植物を育てるための土が売っています。
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室内では有機質肥料ではなく、化成肥料を使うのをおすすめします。
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培養土を使う場合は、培養土の上に赤玉やストーンなどを載せると、培養土が隠れて、外から入っていたコバエが産卵する確率が減ります。
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コバエが発生しづらい環境を保つためには
- 土の表面が乾いてから水をあげる
- 化成肥料を使う
また、受け皿に溜まった水をそのままにしておくと、汚れた水を好むチョウバエも発生しかねません。
受け皿に溜まった水は捨てるようにしてくださいね。
まとめ
観葉植物や鉢植えに発生したコバエを放置しておくと、あっというまに大量発生につながることも。
発生したコバエが植物に悪い影響を及ぼすことはないけれど、やはり室内にコバエが飛んでいるのは不愉快ですよね。
コバエが観葉植物や植木鉢に発生したら、なるべく早く対策をとるといいですよ。