観葉植物や植木鉢にコバエが発生したときは、土を変えてしまうといいんですけれどね。
重かったりすると、面倒だったりと、土を交換するのも手間だったりすることもありますよね。
土を変えずに、コバエを駆除する方法についての話です。
観葉植物の土を変えずにコバエ対策
観葉植物に湧くコバエを退治する場合、成虫・卵・幼虫を全て駆除しないと、いつまでもコバエが発生し続ける状態を作ってしまうことになりかねないんです。
コバエの成虫を捕まえる
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ハエトリの粘着テープが売ってるんです。
100均とかでも売ってます。
このテープを観葉植物の鉢の周りに貼りめぐらせておくと、コバエの成虫が捕まります。
コバエが付いたテープって気持ち悪いんですけれど、ハエトリテープに捕まったコバエに釣られて他のコバエも寄ってきたりするようなので、しばらくそのままにしておくと、びっしりコバエが獲れます。
黄色かったテープが黒々としてくるので、見た目はほんと気持ち悪いんですけれどね・・・。
ガムテープで代用する人もいるんですけれど、コバエは黄色いものに近寄る習性があるので、できたら黄色いテープの方がいいと思います。
コバエを粘着素材で捕獲するグッズとして、こんなものも出ています。
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粘着剤のついたものを使うときは、鉢にべたつきや汚れが残る可能性があるから、目立たない場所で試すか、鉢に直接張らないようにするとか、対策を考えてから実行した方がいいかもしれないです。
水に浸ける
土の部分を鉢ごと、水の中に沈める方法があります。
数分間、水没させると、ハエの成虫は退治できます。
土の中にいる卵や蛹、幼虫が水面に浮かんでくるので、すくい取って捨てれば完了です。
一見簡単そうなんですけれどね。
- 鉢が重たい場合は難しい
- 植物の種類によっては、植物自体が弱ってしまう
- 土の中の卵が完全に取りきれない場合がある
という可能性があるんですね。
特に、卵が土の中に残ってしまった場合、孵化して成虫として出てくる可能性があるし、再び産卵されたら水の中に入れた意味がなくなってしまいます。
数日おきに数回、水没させるといいんでしょうけれど、植物によっては、生育に影響が出てしまう可能性もありますからね。
土を水に浸すのは、向いている植物と向いていない植物の見極めが必要ですね。
土を乾燥させる
コバエの卵や幼虫は、湿り気のある環境が好みです。
水をあげるのをやめて、土を乾燥させる方法があります。
植物の葉に水を霧吹きスプレーなどで噴き付ける程度にし、とにかく土を乾燥させるんです。
頃合いを見て、バケツに張った水の中に鉢を沈めて、たっぷり水を吸わせた後は、底から水ができるまで、外で放置します。
この方法も植物の種類によっては、枯れたり、元気がなくなってしまう可能性もあるから、確認してから試してくださいね。
観葉植物のコバエ駆除は卵も駆除しよう
成虫が駆除できても、幼虫や卵が土の中にあれば、問題は変わらないです。
成虫退治と一緒に卵、幼虫の駆除も考える必要があります。
土を少しだけ変える
卵や幼虫は、土の表面から2,3cm程度のところに潜んでいることが多いです。
なので、土の表面から3,4cm部分の土を取り除くと、卵の数を大幅に減らせる可能性があります。
コバエは有機質の土に惹かれて寄ってくるんですね。
再び外からコバエがやってきて、土の中に産卵されないためにも、土を除いた部分に、無機質の土(赤玉土やバーミキュライトなど)を被せてしまうのもいいですよ。
ただし、無機質の土を被せるのは、コバエが発生しなくなり、土の中に卵がもう無いなと確認してからにしてくださいね。
薬剤を使う
卵を駆除するために、薬剤を使う方法もあります。
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どちらも観葉植物や鉢植えのコバエ退治に使われることがあります。
効き目が早いので、1~3日程度でコバエが発生しなくなりました。
どちらも植物が成分を吸収するから、ペットや小さい子供がいる家だと、間違ってかじったり、口に入れたりしないよう、念のため注意した方がいいです。
- 気温の高い状況だと毒性を発する
- 数日、臭いにおいがする
- 使用1日目はペットを近寄らせないようにする
など、使用する上で守るべき使用法があるので、説明をよく読んでから使用した方がいいです。
観葉植物のコバエは殺虫剤も使える!?
コバエ向けの殺虫剤なんかも売っていますが、みんなハエの成虫用なんです。
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卵が退治できれば、残っている成虫を駆除して終わりになります。
うまくいって、すぐコバエの発生が止まればいいんですけれどね。
卵が残っているうちは、根気よく駆除を続けるしかないと思います。
まとめ
土の中の卵や幼虫をどうにかしないと、なかなかコバエ退治は終わりになりません。
もし早くコバエがでない環境にしたい場合、成虫の駆除と一緒に、卵の駆除もすると解決は早いかもしれません。