植木鉢や観葉植物にコバエが発生したとき、土を変えたり、殺虫剤や薬剤を使ったり、色んな方法があると思うのですが。
お金をかけず、身近な物で解決できるか一瞬考えたりしませんか?
身近なもので観葉植物や鉢植えのコバエを駆除するって、可能かどうかのお話です。
観葉植物のコバエの退治方法
コバエっていっても色々いるので、発生原因も繁殖場所も違うんです。
観葉植物や植木鉢によく発生するコバエには、クロバネキノコバエやチョウバエなんかが当てはまります。
- クロバネキノコバエは有機物や湿り気のある土を好みます。
- チョウバエは汚れた水なんかを好みます。
種類の他や、どの状態かでも退治方法は変わってきて、成虫なのか、幼虫なのか、卵なのか・・・。
だから、使う物によって、成虫のコバエは退治できても、卵の駆除が難しいこともあるんです。
鉢植えや観葉植物からなるべくコバエを駆除して、再発を防ぎたいなら、卵・幼虫・蛹・成虫全てのコバエを駆除しないといけません。
観葉植物のコバエの駆除に水を使う
で、一番手軽で手っとり早いのは、水を使うこと。
土の部分を全て水没させると、成虫は退治できます。
土の中の幼虫や卵も水面に浮かんでくるので、網などですくいとれば駆除できるのですが。
それでも、土の中に卵が残る場合もあるんですね。
卵は水では死なないから、土の中に残った卵が孵化すれば、また幼虫となり、成虫となり発生するし、産卵されれば元通りになってしまうことも。
コバエは数日で孵化するから、卵がなくなるまで数日おきに何回か水に沈めると効果もあがります。
ただ、植物によっては、長時間の水没や、回数がふえることで、植物自体に悪影響がでることもあるから、注意が必要です。
観葉植物のコバエに酢は効く?
コバエに酢というと、イメージとして、お酢トラップが思いつきます。
めんつゆトラップと一緒で、水とお酢を混ぜたものに、数滴の洗剤を入れて置いておくワナですね。
ただ、あのトラップにかかるのは、食べ物や腐敗臭・発酵臭に惹かれるショウジョウバエやノミバエだから、観葉植物に湧くコバエにはあまり効果がないんです。
次に、害虫対策として、お酢を水で希釈して、植木鉢や植物に噴射する方法がありますが。
お酢に含まれる酢酸が効果を発揮するんですけれど、植物にとっても実は有害なんですね。
だから、希釈の量を間違えると、植物の生育に悪影響を及ぼす可能性があるんです。
下手すると枯らしてしまう恐れもあります・・・。
それに、薄めたお酢を葉にスプレーしても、土の中にいるクロバネキノコバエには効果が無いんですよね。
植物のコバエ対策として、同じ酢酸を含む木酢液や竹酢液を使う人がいます。
|
木酢液も希釈濃度を間違えると、とんでもないことになります。
お酢も木酢液も効果の持続時間は長くないから、コバエが完全に発生しなくなるまで、定期的に散布する必要があるのも、手間が面倒かもしれないです。
お酢や水以外にも害虫対策として、アロマやハッカ油、ミントなどで対応する人も結構いるんじゃないかなと思います。
忌避効果はあるかもしれないけれど、コバエの成虫や卵を駆除する効果はあまりありません。
まとめ
観葉植物にわくコバエを退治するのに、水を使う場合は、植物の特徴をよく考えて、根を水没させても影響がないか確認してからの方がいいです。
お酢を使うなら、市販の殺虫対策のグッズを買う方が安全なのかな、という気もします。
コバエは放っておくと大量発生しやすいので、成虫だけでなく卵の駆除も一緒に重視して、駆除方法考えてみてくださいね。