室内で大切に育てている観葉植物や鉢植えから、コバエが発生するのは困りますよね。
コバエがどうやって発生したのか、対策と駆除をどうしたらいいのか、お話しますね。
室内の植物にコバエが発生する原因
室内にある鉢植えや観葉植物から発生するとしたら、クロバネキノコバエやノミバエの可能性があります。
この2種類のコバエ、好みの場所は微妙に違うんですけれどね。
- 湿った場所
- 腐った植物
が好きという共通点があります。
外から侵入してきたコバエが産卵したのか、土に卵が残っていたのか分かりませんが。
コバエは植物自体にたかっているのではなくて、土の中から発生しているんだと思ってください。
土の状態を確認してもらって、
- 腐葉土を使っている
- 有機肥料をたっぷりあげている
- いつも水をあげて常に湿っている状態
- 植物の根が根腐れをおこしている
こんな感じの状態がいくつか当てはまったら、コバエが喜ぶ産卵場所になっている可能性がありますよ。
コバエが植物に発生したときの対策
成虫のコバエを駆除するなら、こんなグッズがあります。
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土の中から出てきたハエの成虫を捕まえることができます。
ただコバエは放っておくと、どんどん大量発生するから、ハエトリ棒だけで対応するのは、難しいです。
コバエがホイホイのような誘引剤は、クロバネキノコバエ・ノミバエどちらにも効果はないので、かえって他の種類のコバエを呼び寄せてしまう可能性があるから、使わない方がいいですよ。
土に水を与えず、外で日光浴させて、土を一度乾燥させる、という方法もあるけれど、乾燥に弱い植物の場合、枯れてしまう恐れもあるので、注意が必要です。
コバエを植物から駆除するのは難しい
クロバネキノコバエにしろ、ノミバエにしろ、産卵から成虫になるまでサイクルが早いし、たくさん卵を産むから、どんどん大量発生するようになってしまう恐れもあるんです。
殺虫剤などは成虫のコバエには効いても、卵には効果がないので、しっかり駆除するなら、土そのものを変えて、卵をなくす必要があります。
おもいきって土そのものを変えて、環境を整えてあげると、卵も処分できるし、一石二鳥になります。
土を変える際には、卵の駆除だけではなく、通気性・水はけをよくすることも考えて土を選んで、コバエにとって嫌な環境にしてしまいましょう。
- 腐葉土ではなく、赤玉土を使う
- ピートモス、ココピート、ベラボン、バーミキュライトなどが混ざったブレンド土を使う
- いっそのことハイドロカルチャーにする
などの方法がありますよ。
家に残っている土を使いたいな、という場合は、土を黒い袋に入れて、日の当たる場所に出しておくと、袋の中がものすごい高温になるので、中の卵や幼虫が死滅するので、再び利用することもできます。
我が家の場合、土を入れた袋を、暑い車内に置いておくこともあります。
観葉植物、鉢植えともに生育環境や植物の種類によって適したものは違うので、園芸店などで確認してから用意してくださいね。
まとめ
ひどいと100匹以上のコバエが鉢植えの周りで死んでいたこともあるので、土の中に卵や幼虫が増え過ぎないうちに、対策をとるのがいいですよ。
卵がなくならないと、コバエの発生もとまらないので、充分気を付けてくださいね。