網戸を閉めているのに、いつの間にかコバエが侵入。
せっかくのいいお天気だから、空気も入れ変えたいのに、コバエが入ってくるんじゃ、おちおち窓も開けてられないですよね。
コバエが網戸を通り抜けて侵入してくるのにはワケがあるんですよ。
コバエが網戸から侵入する原因
コバエは網戸の目より小さい
コバエが侵入する原因は、コバエが網戸の穴より小さいから。
コバエは大きいものだと、4mm程度になるものもあるんですけれどね。
小さいものだと1mm程度のものもいるし、2~3mm程度のものでも、網戸の穴が大きければ、すり抜けることができます。
我が家の網戸は18メッシュで、メッシュ(網目)一つの幅は1.15mm。
だから、小さいコバエなら、通り抜けられちゃうんですよね・・・。
こんな感じで、コバエが窓枠で死んでいる姿もよく見かけます。
網戸のメッシュの数が18,20,24・・・と増えるごとに、メッシュ幅も小さくなるので、コバエに入られる確率も減っていきます。
窓を開けるなら右側
窓を開けるとき、左側と右側どちらを開けていますか?
実は窓は右側を開けて網戸にした方が、網戸と窓枠の隙間が減るから、よりコバエの侵入対策になるんですよ。
網戸とサッシの間に隙間がある
網戸がガタついていたり、歪んでいたりすると、網戸を閉めても、窓のサッシと網戸の間にわずかな隙間ができます。
うちの網戸が歪んでしまったとき、知り合いの建具屋さんで直してもらったんですけれどね。
網戸のタイプによっては、歪みやすいんだとか。
網戸のメッシュの隙間さえ通り抜けられるコバエですから、窓枠の隙間なんて、余裕で通り抜けちゃいます。
網戸や窓のサッシには隙間がいっぱい
そもそも、家庭の窓は閉めていても、アリ程度なら入ってくることができます。
以前、小さいアリに大量に室内に侵入されたことがあって、建築メーカーの方に来てもらったら、アリくらいならどこからでも侵入できると、聞いてびっくり。
小さいアリなら1mm~2mm程度のものもいて、すんなり大軍で入ってこられるくらいなので、コバエでもすんなり通り抜けられると思います。
コバエを網戸で駆除するには
網戸に近寄らせない
網戸をすり抜けてしまうので、そもそも網戸に近寄らせなければいい!
虫除けのグッズを網戸に付けるという方法があります。
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▼網戸全体に薬剤をスプレーするなら
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隙間を埋める
網戸やサッシの隙間を埋めて、コバエの侵入経路を減らします。
▼ゴムタイプ
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▼モヘアタイプもあります。
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コバエを誘引するものを室内におかない
- 食べ物を出しっぱなしにしない
- 飲み残しをそのままにしない
- 生ゴミを出しっぱなしにしない
- 植物を腐らせない
腐敗臭や発酵臭に引き寄せられて、家に寄ってくるコバエもいます。
家そのものがコバエホイホイになりかねないので、飲食物はこまめに片付け、生ごみは蓋付きのゴミ箱に捨てる、植物は枯れたらすぐ処分するなど、こまめに対処するようにしましょう。
アルコールの飲み残しとか熟れた果物の香りとか、香りの強いものは特に要注意です。
灯りをもらさない
蛍光灯や白熱電球の光に誘引されるコバエもいるので、夜は雨戸を閉める、遮光性の高いカーテンを使用する、電球をLEDに変える、などの対策があります。
コバエ対策に網戸を変えてしまうのもあり
思い切って、コバエ対策に網戸を変えるという方法もあります。
我が家のような18メッシュだと、どうしてもコバエの侵入を許してしまいがちです。
20、24メッシュ程度の網戸に交換すると、コバエの侵入予防の効果もあがるかもしれません。
ただ、メッシュの数字が大きくなればなるほど、メッシュ幅は小さくなるから、風通しは悪くなります。
30メッシュだと、目が細か過ぎて暑い時期、大変そうです。
風通しと、コバエの侵入対策、どちらの比重を重くするかは人それぞれですね。
▼虫除け効果のある薬剤が塗布してある網戸も売っています。
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これだと、定期的に防虫スプレーを塗布する手間も省けます。
まとめ
コバエは人間の想像を越えて、わずかな隙間からでも入り込んでくるので、隙間を埋めても、完全にシャットアウトできるとは言い切れないです。
それでも、いくつか方法を組み合わせることで、コバエにとって、『この家侵入しづらいから、もっと簡単に入れる家行こう』と思ってくれたらありがたいなと思います。