家の中に発生したコバエに、市販のコバエ用殺虫剤や駆除アイテムを使っても、効き目があまり感じられないことがあります。
コバエって実はたくさんの種類がいるから、タイプによって駆除方法や予防対策、原因などが変わってくるんです!
コバエの発生場所や、種類によって、どんな対策をとるといいのかお話します。
コバエに殺虫剤は効かない!
コバエっていうのは、『子バエ』ではなくて『小バエ』。
つまり、小さいハエの事で、ある程度の小さいハエを総称して、小バエというんですね。
小バエには種類があって、室内や家の周辺でよく見かけるものとして、ショウジョウバエ・チョウバエ・ノミバエ・キノコバエなどがあげられます。
大量に発生する原因や好みの場所、生態などそれぞれ違うので、ひとくくりに小バエとはいっても、対処方法は変わってくるんです。
だから、コバエ退治にと、コバエ専用の駆除剤や殺虫剤を買ったのに、または予防対策をしたのに、効果が無かったというケースも結構あるんですよ。
ちゃんと、家に出没した小バエの種類を特定して、駆除対策をとれば、小バエがいなくなる可能性も高くなります。
種類だけでなく、家の外で発生して室内に侵入したのか、家の中で内部発生したのかでも、予防策は変わってきますよ。
コバエの退治方法
コバエの種類によって、好みの生息場所は違います。
小バエ対策の殺虫スプレーや退治用のアイテムはたくさんあるけれど、もし家に出る小バエの種類が分かるなら、専用の薬剤を使うと、より効果は期待できます。
チョウバエ
チョウバエは、水周りなどの排水溝に産卵して幼虫になります。
幼虫の段階で退治できたら、いうことありませんよね。
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ショウジョウバエ・ノミバエ
生ゴミや腐った食べ物など、好みが似ているこの2種類ならこれ。
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▼クロバネキノコバエも対象になっているグッズもあります。
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めんつゆトラップというものがあるのですが、生ゴミや腐敗物を好むショウジョウバエやノミバエには効果があるけれど、他の小バエには効果が低いことも。
クロバネキノコバエなんか一度に大量に発生すると、めんつゆトラップも用意する量が半端なく必要になったりします。
たまに大発生するクロバネキノコバエに関しては、まだ明確な駆除方法がないんですね・・・。
1日に数百~数千匹と大量発生することもあるのですが、はっきりした発生源なども分かっていないんです。
クロバネキノコバエが大量に発生したら・・・発生から数時間で死ぬため、面倒だけど、地道に掃除するというのが、今のところの一番の対策みたいです。
コバエがいなくなる方法
一番の対策は、家の中に入れないこと。
外部からコバエが入ってくるきっかけとして、
- 食べ物のニオイ
- 動植物の腐敗臭
- 光
- 熱
などに反応して、集まってきます。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエの仲間は、発酵したものにもよく反応するので、熟れ過ぎた果物やアルコールなどの放置で、引き寄せられる可能性があります。
生ゴミなどの腐敗臭にも反応するから、食べ物を出しっぱなしにしない、生ごみの匂いが漏れないように対策するといいですよ。
ノミバエ
ノミバエの仲間は、虫や植物の腐ったニオイに反応するから、例えば枯れたり、根腐れした植物をそのままにしたり、腐った花瓶の水を放置しておくと、集まってきます。
それから、食べ物にも敏感なので、つねに清潔を心がけるのが大切です。
キノコバエ
キノコバエの仲間は、植物の根や腐葉土、湿った場所を好みます。
大量発生して問題になったことがあるクロバネキノコバエなんかは、はっきりした発生源が分かっていないので、確実ではないけれど、やはり腐葉土や朽木などに好んで産卵すると言われています。
家の中の観葉植物や植木鉢に潜んで、大量発生することもあります。
もしクロバネキノコバエなどが発生した場合には、観葉植物や植木鉢を外に出す必要があります。
ただ、それによって今度は外部から内部侵入の可能性も出てくるので、外部からの侵入を防ぐ予防策が必要になるかもしれません。
クロバネキノコバエは、とても小さくて網戸の網も通り抜けられるほどなので、発生しやすい午前中は窓を閉める、隙間をふさぐなどで対策する必要もあります。
チョウバエ
水気がある場所を好むので、トイレとか台所、お風呂などの水場によく発生します。
下水管などに溜まった汚れから発生することもあるので、こまめに掃除すると効果が期待できます。
小バエの成長サイクルは早くて、一回の産卵数も多いんです。
家の中に小バエが侵入して産卵してしまうと、内部での大量発生にもつながるので、できるだけ、家の外からの侵入は避けたいところです。
- 水周りは清潔する
- 腐敗や発酵したものを出しっぱなしにしない
- 生ごみは密閉してニオイを出さない
- 場合によっては、植物を室内に持ち込まない
- 遮光カーテンなどで、灯りを外に漏らさない
等の対策で、小バエがいなくなる環境づくりに近づけることができます。
まとめ
小バエの種類によって、発生原因は違うので、自宅で発生しやすい小バエの種類、調べてみると対策も取りやすいです。
我が家は、チョウバエがよく発生するので、もっと水周りを清潔にしなければ・・・・。
お互い、コバエに悩まされない生活を送りたいですね。