毎年、夏と秋にうじゃうじゃ発生するクロバネキノコバエですが、どこからやってくるのか、なんであんなに大量発生するのか、謎ですよね。
クロバネキノコバエが発生する原因がわかれば、対処のしがいもあるというもんですが・・・実際にはそう簡単にいかない部分が多いんです。
クロバネキノコバエはどこからやってくる?
クロバネキノコバエって、一度発生すると、毎日のように発生しますよね。
しかも、どんどん量が増えて大量に発生するようになるし・・・。
家の中でよくみられるのは、チビクロバネキノコバエという種類なのですが。
2019年現在、チビクロバネキノコバエ含むクロバネキノコバエの生態はよく分かってないんです。
毎年のように発生するし、時には、異常なほど大量発生することもあるのに、です。
特に実害もなく、人間に不快感を与えるだけの不快害虫という区分なのか、なかなか解明は進んでいないようですね。
クロバネキノコバエの卵が孵化して成虫になるまで、15日~30日程度だし、成虫の寿命は4日~10日なので、越冬して次の活動シーズンとなる夏まで、生存することは不可能。
クロバネキノコバエの幼虫は、一匹だと8mm程度と小さいのですが、大量で一塊りになり、一匹の蛇のように移動するんですね。
もしかしたら、他の場所で孵化した幼虫が、家の近くにやってきて成虫となり、出没するのかもしれませんが、幼虫の移動についてもはっきり分かっていません。
じゃあ、毎年、どこからやってくるのよ!!!!っとイライラすることもあるのですが・・・はっきりとした発生源は分からないんですよね。
クロバネキノコバエの発生源は不明だけど
クロバネキノコバエの発生源は分からずですが、繁殖するのに適した環境というのはあります。
植物や動物などの腐敗物や高い湿度などが好みなんです。
だから腐葉土や朽木などに産卵する可能性は高いんです。
カブトムシやクワガタを飼っていて、虫かごに腐葉土を敷きつめてる場合にも、発生することも!
中にクロバネキノコバエの卵が混入していたとは考えにくいので、やはりどこからかクロバネキノコバエがやってきて産卵、というのが可能性としては高いのかなと思います。
クロバネキノコバエの雌が一回で産む卵の数は60~80個。
2~4週間で育った成虫の雌たちが、一匹あたり60~80個の卵を産んでいけば、あっというまに大量発生につながるのは目に見えています。
大量発生したクロバネキノコバエが家の中に侵入するのを完全に防ぐのは、至難の業なので、まずは繁殖しそうな環境を減らすことが肝心です。
クロバネキノコバエの原因を減らす
腐葉土や朽木など腐敗していて、適度な湿気がある場所を好むので、窓やドアなどの側にそれらがないか確認してみてください。
それから肥料などの栄養満点で水気たっぷりの植木鉢やプランターも、卵が孵化して幼虫が成長するには、うってつけの場所です。
チビクロバネキノコバエが発生しやすい夏や秋は、なるべく侵入経路から、遠ざけましょう。
家の中に、植木を持ち込まないことも原因を減らす対策になります。
家の中は年中快適なので、季節外れなのにクロバネキノコバエが発生という例もあるんですよ。
原因は家の中に持ち込んだ植木鉢だったり、観葉植物だったり原因は色々です。
腐葉土などは未使用品でも、クロバネキノコバエが発生することがあるので、しっかり封をする、袋を二重にするなど、外界との関係をシャットアウトするのも大事です。
もし中でクロバネキノコバエが発生しても、密閉しておけば、外に出てくる可能性も減りますしね。
今、手軽にできる対策としては、チビクロバネキノコバエが成長しやすい環境をなるべく作らない、というのが一番の策ではないでしょうか。
まとめ
チビクロバネキノコバエは、気付いたら発生しているというやっかいな生き物。
原因を減らしても、100%発生を防げるわけではないです。
発生時期は、家の中への侵入防止も合わせて行うと、クロバネキノコバエ対策も効果があがる可能性はあります。