暖かくなると大量発生するタカラダニ。
うっかり噛まれたり刺されたりしたら、と思うとおっかないですよね。
タカラダニの噛みつきや毒性、危険性についてお話しますね。
タカラダニは噛む?
家の周りで、5月頃から大量発生するタカラダニは、正式には、カベアナタカラダニという名前があります。
カベアナタカラダニは、人間や動物を咬むことはありません。
今のところ、日本国内で噛まれた、とか、噛まれて体に影響がでたという例は上がっていません。
でも、実際にタカラダニに触れたら、指先にチクっと傷みを感じた人もいます。
それはなんでかっていうとですね。
カベアナタカラダニの口って、ストローのような形になっていて、寄生した虫の体液や花粉を吸って生きています。
イエダニやマダニと違って、人の血を吸うことはないし、人に対して攻撃することはありません。
手で触れた瞬間、ストローのような口の先っぽが偶然、接触した部分に刺さったという考え方が、一般的です。
タカラダニだけではないんですけれど、ダニは栄養を咀嚼(そしゃく)ではなく、吸汁して取り込みます。
なので、ダニが人を咬むということはありません。
タカラダニに限らず、ダニによって、何らかの炎症が起きた場合は、ストローの用な口で、刺されたと思ってくださいね。
タカラダニは毒性を持つ?
マダニやイエダニに吸血された場合など、吸血された皮膚の部分が赤く腫れて、炎症を起こすことがあります。
感染症にかかる可能性もあります。
カベアナタカラダニの場合、今のところ、間違って体に刺さってしまった場合でも、なにかしらの症状が出たという例はありません。
危険な毒性は、持ち合わせておらず、ただただ、あの真っ赤な見た目が、私たちを不快にさせる、という、ちょっと可哀そうなカベアナタカラダニです。
ただ、毒性はないけれど、ある条件によっては、皮膚に発疹が出ることがあるんです!
タカラダニの危険性とは
カベアナタカラダニは、4月頃から7月までの数カ月に渡って、突然、大量発生するというだけで、危険性はありません。
毒もないし、刺したりしない、ただただ大量に発生して、人間に不快な思いをさせるだけの生き物です。
だから、カベアナタカラダニからは、何もしてこないんですけれどね。
うっかり潰すと大変です!!
カベアナタカラダニを潰すと、体内の赤い体液が出てくるんですが・・・
この赤い体液が付着すると、シミになって落ちないんです!!
布地に限らず、床材やビニルタイルなど、間違って潰したら、赤いシミがとれない~(泣)なんて、ことになりかねません。
また、カベアナタカラダニの赤い体液を、皮膚に24時間、付着したままにすると、発疹が出ることがあります。
痒みはないけれど、やはり皮膚のトラブルは避けたいところですよね。
カベアナタカラダニ自体には、毒性も危険性も大してないけれど、触れないようにするのが一番かなと思います。
まとめ
カベアナタカラダニは、ベランダの洗濯物にも付着します。
一度シミが付いたら、洗っても落ちないので、取り払う時には、潰さないよう、そして間違って刺されないように、注意してくださいね。
な~んか最近赤いクモがいるな~と思ったら⁈ダニだったって知らなかった。
教えてくれてありがとうございます
いえいえ、こちらこそブログ見に来ていただいてありがとうございます。
真っ赤でびっくりしますよね。
一度見かけると、家のあちこちで見かけて愛おしくなることもあります。