台所に蟻が侵入してくると困った経験があります。
大量に毎日のように侵入されるようになったので、毎日うんざりでした。
二度とアリが室内に侵入してこないよう、予防対策を取りましょう。
台所への蟻の侵入経路を防ぐ
アリはわずかな隙間をとおって、台所に侵入してきます。
台所の場合だと、
- 換気扇の隙間
- 窓のサッシの隙間
- 勝手口の隙間
- 壁や床の隙間
- 排水管の隙間
とにかく隙間という隙間から、侵入してきます。
窓のサッシや勝手口などドアの隙間
窓のサッシやドアの隙間等は、目張りテープでしっかり塞ぐと、蟻が通れるほどの小さい隙間を無くすことができます。
換気扇の隙間
換気扇の隙間を防ぐのは、難しいですよね。
蟻が隙間に入ってくる原因の一つして、油のにおいがあげられます。
一般的なサラダ油でも蟻の興味を惹くんですけれどね、オリーブオイルやゴマ油など香りの強い油は、アリを引き寄せるパワーも増します。
小まめに換気扇周りを掃除して、油の匂いを常習化しないよう気を付けましょう。
定期的に油汚れをとることで、キッチンがいつもスッキリ一石二鳥にもなりそうです。
壁や床の隙間
アリはコンクリートや床下の亀裂などからも侵入してきます。
床下にはたくさん隙間があるので、充分に蟻が通れるだけの通路は確保されます。
蟻が壁や床の隙間から出てくるところを目撃したなら、そこが蟻の侵入経路になっている可能性があります。
- 隙間を塞ぐ
- 蟻の苦手な物で対応
等でアリの侵入対策をとることができます。
アリの苦手なものとしては、
- ハッカの香り
- ペパーミントの香り
- ゴムの香り
- チョーク
- 木酢液
などが、よくあげられます。
ハッカやペパーミントの香り
ハッカやペパーミントの香りは、クモなど他の虫にも有効なので、アリの侵入口だけではなく、窓枠や勝手口の隙間などにもスプレーしておくと、アリ以外の虫対策にも効果が表れるかもしれません。
気を付けて欲しいのが、成分。
中には、オイルに香料を混ぜただけのペパーミントオイルなどもあります。
ハッカもペパーミントも、抽出された成分が、虫に対して影響を与えます。
もしハッカ油やペパーミント油を使う場合は、なるべく抽出した成分が入っているオイルやアロマスプレーを選ぶ方が、より高い効果を期待できます。
ゴムの香り
アリは、ゴムの香りが好きではないので、侵入口を輪ゴムで囲われると、困ってしまいます。
置き方のポイントとしては、逃げ道を無くすこと。
ただ、輪ゴムを置いただけでは、回り道をして、輪ゴムを避けられてしまう恐れがあります。
広い場所だと、効果が出ない可能性があります。
チョーク
チョークの香りも苦手です。
チョーク自体で侵入口を塞いでしまってもいいし、可能な場所なら、チョークで線を引いても効果が期待できます。
あまり細い線では効果はないので、2~5mm程度幅の線を書くといいです。
木酢液
木酢液の原液を綿棒などに少し浸して、侵入口になりそうなところに塗るだけです。
原液を直接塗るのは無理、という場合には、水で希釈してスプレーするという方法もあります。
木酢液は、植物のオーガニック栽培の病害虫対策にも使われているので、室内でも安心して使えまよ。
台所の蟻対策
侵入口への予防策をいくつか紹介したのですが、他にもアリの予防対策できることはあります。
やっぱり一番はキッチンの食べ物対策でしょうか。
私の体験談でいうと、飲み終わってよく洗わなかったペットボトル(ジュースが入っていた)に、茶色くて小さいアリが何匹もたかっていたことがあったし。
子供の食べカスのお菓子が窓枠に落っこちていて、アリを誘引していたこともあったし。
うちの冷蔵庫、10年選手なのですが、パッキンが古い部分があり、人が気付かない程度の匂いが漏れているのか、よく飼いネコが鼻をヒクヒクさせていることも。
自分ではしっかり食品を管理しているつもりが、人間が気付かないレベルで、食べ物の香りが漏れている、という可能性はあります。
- 食品は密閉容器にしまう
- 食品トレーやペットボトルなどはよく洗う
- 食べカスを放置しない
- 食べ物を長時間出しっぱなしにしない
- 小まめに油汚れの掃除
日常的な家事範囲のものばかりですが、こういう実は簡単なことが、私、意外とできてなかったりしてます・・・。
小まめな油汚れの除去、無理無理無理・・・だったんですが、案外やってみると、油汚れを溜めないので、掃除しやすかったり。
回数は以前より増えましたけれど、1回の掃除時間が短く済むし、きれいなキッチンを維持できるというメリットがありますよ。
砂糖の蟻への対策
キッチンに入り込むアリは、基本雑食性なので、甘いものに限らず、肉、魚、スナック菓子などなんでも食べます。
甘いものは、人間と同じで蟻にとっても貴重なエネルギー源。
そして、たんぱく質より甘いものをより好むアリもいるので、やはり砂糖やハチミツ、みりんなど、甘い調味料類には、アリは引き寄せられます。
密閉性の高い容器に入れて保管するのが一番なのですが。
普通のお砂糖入れなんかだと、密閉性が低いものもたくさんあります。
そんなときに役立つのが輪ゴム。
何重かにした輪ゴムを、お砂糖入れやハチミツの容器にかけるだけなんです。
▼こんな感じ
これをすると、下から登ったアリは、輪ゴムを越えられず、容器の中の砂糖に辿りつけないんです。
人によって、効果は様々ですが、私の家では効果があった方法です。
輪ゴム1本だと効果は弱いので、細い輪ゴムなら何本か束にした方がいいです。
それかいっそ、太い輪ゴム使うとかね。
ただ、この方法は、アリの侵入予防というよりは、侵入された後のお砂糖対策・・・といったところでしょうか。
蟻の侵入予防するなら、密閉性のある容器に食品を入れて、アリを誘引する匂いを出さないというのが一番の方法でしょう。
まとめ
蟻の侵入予防対策としてまとめると、
食品の匂いを極力出さない
小まめな掃除
アリの苦手なもので対抗
ありきたりだけど、この3つが効き目が期待できる方法です。
とはいえ、忙しいとなかなかできなかったりするんですけれどね。
アリ侵入対策と一石二鳥で、台所をピカピカにするのもよさそうです。