幼稚園や保育園、学校などで、たまに発生するシラミの集団感染。
我が子の頭にシラミをうつされるのは、できれば避けたいところですよね~。
子供達の間でしらみをうつし合う原因、結構多いんですよ!
シラミがうつる原因
シラミ感染が大人よりも、子供にいい理由をご存じでしょうか。
シラミはきれいな髪の毛が大好き!なんです。
ワックスやジェルなどの整髪剤が付いた髪の毛は、あまり好きじゃないんです。
子供のありのままの、ツルツルサラサラな健康な髪の毛が大好きなんです。
そんな清潔で、居心地のいい住処が学校の至るところにあるわけです。
今、住んでいる子供の頭に、別の快適なフカフカの髪の毛や頭がこつんと接触しますよね。
シラミは、ものすごいスピードで、すぐ新しい住処に引越しします。
そして、新居ですぐに産卵を始めて、家族を増やそうとします。
大人と違って、子供は至近距離で接触することが多し、遊びなどで夢中になれば、接触する機会もとても多いですよね。
この接触が、シラミをうつし合う大きな原因の1つです。
大人は子供よりうつりにくいと言ったけれど、お風呂に入った後は別です。
シャンプーで髪の毛を洗って、整髪料を落としたあとのナチュラルな髪の毛なら、子供同様、シラミのお気に入りの住処になるでしょう。
子供の頭にしらみがいる状態で、一緒のふとんで寝れば、一発でシラミはお引っ越ししてきます。
私は、これで2回シラミをうつされています(泣)
人の頭から落ちたアマタジラミは、いろんな話があるけれど、だいたい1日~3日位は生きていられるそうなんですよね。
だから、同じふとんやシーツで寝れば、子供の頭からだけでなく、子供の布団にくっついているシラミが、頭に昇ってくるという可能性もあります。
だから、シラミが見つかったら、布団を干して、シーツは熱湯で洗え(シラミは80℃以上で死滅します)!って言われてるんですね。
それから、学校は共同作業をする場でもありますよね。
学校の備品を共有で使うこともあるし、お友達と借りっこすることもあります。
櫛でも帽子でも、頭に触れるものを共有することも、シラミがうつる可能性がまったくないというわけではありません。
これは、憶測のお話に過ぎませんが・・・
うちの子が1回目にシラミをうつされた時、学校からの保険だよりでも、シラミが流行っているという連絡は受けていたんですけれどね。
その頃、ちょうど学校では運動会の練習まっただ中。
娘の学年はダンスを練習中だったのですが、頭の被り物が、なんと共同利用でした!
自分のモノが決まっていない為、そのときに手にした被り物を頭にかぶるわけなので、そりゃシラミも移るわな・・・と。
ただし、我が子がシラミになってしまった以上、できるだけ、拡大は防ぎたいよなと思い、担任の先生に連絡しました。
『頭にシラミが見つかり、しばらくシラミ駆除に日数を要します。他のお子さんにうつすと申し訳ないので、娘の被り物は、他のお子さんに使わせないようにしてほしい』
とお願いして、一つ、娘専用にしてもらいました。
こんな時に限って、給食当番だったりするんですよね。
シラミを見つけた週に、給食の配缶着を持って帰ってくるんです。
次の子にうつしちゃいけない!と思い、熱湯に着けて手洗いして、その後、配缶着だけで洗濯機を回し、乾いたら、アイロンの高温で念入りに押さえつけて・・・、
次の日、学校で担任の先生と保健の先生に、大丈夫か確認してもらいました。
ただ、これはあくまで憶測のお話。
シラミがうつる理由のほとんどは、接触感染によるところが多いそうです。
けれど、シラミがぽろっと落ちる可能性もありえるので、子供のあたまにシラミがいたら、念のために、お友達とタオルやくし、帽子などを貸さないよう気を付けるといいと思います。
シラミは、水がかかると、髪の毛にギュッとつかまる性質があるんです。
だから、通常のシャンプーなんかじゃ、とれないんですね。
プールでも同じことがいえるので、プールの水の中で、シラミがうつされることはありません。
また、人間のシラミは、猫や犬などのペットにはうつりません。
これが一番安心したことかも笑
うちの猫は、いつも娘と一緒に寝る習慣があるので、シラミがうつらないか最初ドキドキでしたが、まったく大丈夫でした。
アタマジラミの初期症状
私が、娘のアタマジラミを発見したのは、『あたまが痒い』の一言。
1回目の訴えの時は、『昨日、頭ちゃんと洗ったー?』で済ませちゃったんです・・・。
でも、10分位して、また『頭がかゆい』って訴えてくる。
これは、何かおかしいぞ、と思い、痒がる部分の髪の毛を掻き分けてみたら、シラミの卵が見つかったんですね。
この痒みは、独特な気がします。
私も2回体験しているけれど、後からあとから痒みが沸き起こってきます。
この痒みは、シラミが頭皮から血を吸うことで起こるんです。
蚊に刺されるのと原理は同じです。
血を吸うのは、アタマジラミの成虫だけ、幼虫は血を吸いません。
だから、頭中、しきりに痒がるようなら、複数のアタマジラミが血を吸っている可能性が!
同じ学校の男の子なんですけれど、頭が痒いと何度も訴えても、その子のお母さん、頭をちゃんと洗っていないんじゃないかってスル―してたらしいんです。
で、公園の立ち話で、最近頭を痒がるんだよね~、と言うので、そこにいたママたちみんなで、その男の子の頭を見たら、髪の毛がシラミの卵だらけ!
1本の髪の毛に数珠なりに卵が付いているような、そんなひどい状況だったんです。
その親子は、そのまま皮膚科に向かったんですけれどね。
子供がなにげに言う『頭が痒い』を、一時のことと、スル―されちゃう人も結構多いですが、この初期症状を見逃すと、大変です。
子供が『頭が痒い』と言ったら、髪の毛を掻き分けて、チェックしてあげてください。
しらみがうつらない方法
肝心なのは、しらみがどうしたらうつらないか。
不潔か清潔かは、まったく関係ないと思います。
なぜかというと、いつもきれいにしている娘が2回もシラミをもらってきて、足に水虫があるような、風呂もさっさと済ませるような息子は、一度ももらってきてないから。
しらみがうつらないためには、髪の毛同士を接触させないこと。
これが一番簡単、そして一番難しい・・・。
しらみは、跳びはねず、這って移動します。
だから、髪の毛同士が接触して、初めて、新しい住処への引越しの道が開けるんです。
娘の2回目のシラミを発見したときのお話ですが。
最近、頭を誰かとくっつけたことない?と聞いたら、授業中のグループ活動で、調べ物をするのに、みんなで輪になって、頭とかごつごつぶつかってたよー、とのこと。
やっぱり、頭を接触させる機会はあるよなーと思っていたら、さらに娘から。
『そういえば、最近、グループ活動の一人が、頭痒いってずっとかきまくってるんだよね』とも。
なるほど、可能性はあるね・・・と思いながら、口にはせず(あらぬ疑いがかかっては申し訳ない。)
とりあえず、アタマジラミの治療が終わるまでは、お友達にうつさないよう、頭をくっつけないようにしなね、と話ました。
それから、もしうつされてしまった場合でも、発見が早ければ、駆除も楽になるし、家族へのシラミ感染を防ぐことができます。
定期的に、シラミがないかチェックするだけでも、大分差はありますよ。
また、一年中ではなくても、シラミが流行っているときだけでも、シラミ予防シャンプーとして、ティートゥリーやユーカリ、ラベンダーなどアロマ成分の入ったシャンプーを使うのも、予防対策にはなるでしょう。
しらみが好まないとされるアロマやハーブを使ったスプレーで、シラミがうつりにくい環境を作ることもできますよ。
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シラミが忌避するティートゥリーやハッカが使われた、子供にやさしい予防スプレーです。
シラミの駆除にも使えます。
まとめ
シラミへの予防対策で、お子さんの髪の毛をシラミから守れるといいですよね。
シラミがうつると、駆除に時間を手間がかかりますが、必ず駆除することはできます。
シラミに感染しても、身体に重大な被害を及ぼすわけではないし、急激にシラミが増幅するわけでもないです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。