出かけようとしたら、自転車にクモの巣・・・。
気が滅入るし、取り除くのも不気味ですよね~。
通勤・通学など朝の忙しいときなら、イライラしちゃうこともあるんじゃないでしょうか。
自転車についた蜘蛛やクモの巣の駆除方法や、その後の予防策についてお話します。
蜘蛛退治は自転車の場合どうするか
自転車なんて、一部の部品を除いて、ツルツルしていますよね。
でもモノには、どんなツルツルな表面だって、目には見えない細かいデコボコがあるんです。
蜘蛛の足の先についている毛は、柔らかくて、マジックテープみたいにべったり、それらのデコボコにくっつける能力があります。
だから、自転車で移動中も振り落とされることなく、一緒に移動している可能性はあります。
移動先が、たくさんいい獲物が確保できるような穴場スポットだったら、そのまま、お引越しする可能性もありそうですが笑
小さいクモなら、どこにでも隠れられるでしょうから、ベルの中や、チェーンケースの中、泥除けの裏側などいろんなところに身を隠すことができます。
蜘蛛が自転車に住みついているなら、その自転車にいるとエサである虫が取れるからでしょう。
エサをとれるというメリットがあるから、自転車に住みつくんです。
クモの巣を張られるのも、エサが網にかかるから。
自転車にクモを寄せ付けない、そしてクモの巣を張らせたくないなら、まずは
- 自転車の掃除
- 駐輪場所の移動
があげられます。
自転車の掃除
蜘蛛が汚れた場所を好むというわけではありません。
土や泥で汚れていれば、小さな虫が発生する可能性はあります。
蜘蛛は、そうした汚れた環境に発生する虫を求めているんです。
汚れた自転車は、エサが繁殖する原因となります。
駐輪場所の移動
クモがいるだけじゃなくて、よくクモの巣も張られているなら、虫の通り道になっているのだと思いますよ。
自転車だけではなく、その周辺にもクモの巣があるなら、エサである虫がよく獲れる場所なんでしょう。
駐輪場所を変えてみることをおすすめします。
蜘蛛はエサが獲れなくなれば、エサを求めて他の場所に移動していきますよ。
クモの巣を張らせないための殺虫スプレーは売っているんですけれど、蜘蛛を退治するための殺虫剤は販売されていません。
クモの種類や大きさにもよるんですけれど、蜘蛛は殺虫剤には比較的弱い生き物です。
クモそのものの姿を見つけたら、通常の殺虫剤を直接スプレーすると効果があるかもしれません。
自転車の蜘蛛の巣の掃除
蜘蛛の巣は、手で取ると手にまとわりつくし、ほうき等も蜘蛛の巣は絡まりやすくなります。
だけど、蜘蛛の巣は取り除くしかありません。
蜘蛛の巣とりなんてものも売っているけれど、わざわざ買うのも・・・ねえ。
なんでもいいので、棒(ほうきやモップの柄、太い棒切れ)なんかの先っぽに、いらない布や、破れて履けないストッキング、水切りネットなどを、とりつけて、蜘蛛の巣をくるりと絡め取るのが一番簡単な方法です。
このとき、蜘蛛の巣にクモもいれば、一石二鳥で駆除が完了するんですけれどね。
こういう手作り棒を自転車のそばに置いておいて、巣を張ったら除去する、という方法もありますが、毎朝の日課にするには面倒くさい。
となると、やはり蜘蛛本体を退治するか、蜘蛛が近寄れない(巣を張れない)ようにするのが一番ということになります。
蜘蛛が巣を自転車に張らない為の予防
蜘蛛は一度網を張った場所に、何度もクモの巣を張る習性があります。
蜘蛛本体を退治しないで、蜘蛛の巣だけとっても、いたちごっこで終わりがありません。
蜘蛛の巣スプレーを、自転車やその周辺にスプレーすると、スプレーに含まれるシリコーンコート成分で、蜘蛛は巣を張りづらくなるし、また忌避成分で、自転車に近づきづらくなります。
蜘蛛の巣対策スプレーはいくつかのメーカーが出していますけれど、雨でも効果が持続するなんていうのもありますよ。
ホームセンターなどで、取り扱いがあるので、見比べてみてくださいね。
ただ、自転車によっては、サビや劣化の原因にもなる可能性も。
もし蜘蛛の巣スプレーを噴射する場合は、綿棒などにスプレー剤を付けて、目立たない場所で試して、安全性を確認してからの方がいいですよ。
自転車も高価なもの。
蜘蛛は寄らなくなっても、自転車もボロボロになっちゃったんじゃ困りますよね。
自転車に直接かけるのがためらわれる場合、自転車にカバーをかける方法もあります。
ただ、このカバーにクモの巣を張られるんじゃないか・・・って心配する人も結構います。
自転車カバーに、蜘蛛の巣対策スプレーを噴射するという方法もありますよ。
まとめ
自転車に卵のう(卵のかたまり)を産みつけられ、春先にコグモが大量発生していたという話を聞いたことがあります。
もちろん、生まれたコグモが全員そこに居つくわけじゃありません。
けれど、あんまり気味のいい話ではないですよね。
たかが蜘蛛の巣、されどクモの巣、自転車に住みついているようなら、大家族の住まいにならないよう、蜘蛛除け対策をしっかり取った方がいいかもしれません。