家の中で小さな蜘蛛の赤ちゃんを見つけたのって、もしかしたら・・・?
今回は、家で蜘蛛の赤ちゃんの種類や、1回で孵化する数などについてお話しますね。
家の中に蜘蛛の赤ちゃんが出る原因
家の中にクモの赤ちゃんが出る原因としては、家の中で卵から孵化した可能性は充分にあります。
蜘蛛の赤ちゃんを大量に見つけたなら、孵化して間もない可能性があります。
また、1匹ないし数匹のコグモだったら、孵化から日にちが経過して生き残ったか、独立したか。
卵のう(卵をまとめて糸でぐるぐる巻きにしたもの)は、家の中でも外でも静かで目立ちにくい場所にあることが多いです。
だから、見つかりずらくて、気付いたときには孵化していたなんてこともよくある話です。
蜘蛛の中には、卵嚢が孵化するまで自分の身体に身につけているタイプもいるんですよ。
どちらにしろ、寒くなる前に家の中のどこかで蜘蛛が産卵していたんだと思います。
蜘蛛の赤ちゃんの種類
家の中に出る蜘蛛の赤ちゃんの種類ですが、白かったり、透明だったり、緑色や茶色など見た目が違います。
白い赤ちゃん蜘蛛
徘徊型(蜘蛛の巣を張らずに移動してエサを捕食する)の蜘蛛は、生まれてすぐは色が白くて透明感があります。
蜘蛛の幼体は脱皮をして、親グモと同じ見た目になるので、成長しても白いままなら、ユウレイグモやシモングモ、メスジロハエトリかも。
白い蜘蛛は神様のお使いなんて言う人もいます。
スピリチュアルな意味として、トラブルが解消する前触れ、金運上昇の前触れなどと聞いたことがあります。
特に白くて小さい蜘蛛は、大きな幸せを運んでくるんだとか。
白って神々しいイメージなんでしょうね。
天使の羽とか、神様のお洋服とか、天国の雲とか。
気の持ちような感じもしますが、不快な蜘蛛でも見方によっては、ご利益を運んでくれるいいやつなのかもしれません。
緑色の赤ちゃんグモ
家の中で見るなら、ウロコアシナガグモの赤ちゃんの可能性があります。
緑色のグモには、ワカバグモやカバキコマチグモもいますが、どちらも屋外型の蜘蛛。
大人の蜘蛛が、うっかり人家に迷い込んでしまうことはあります。
気を付けて欲しいのは、カバキコマチグモ。
強烈な神経毒を持っていて、咬まれると赤く腫れたり、激しい傷みを感じます。
ひどいと頭痛などの全身症状もひきおこすので、カバキコマチグモには素手で触らないようjにしてくださいね。
茶色の赤ちゃんグモ
家の中でよくみるのは、ハエトリグモやアダンソンハエトリ・チャスジハエトリ・ヒラタグモなど。
家の中のコバエやダニなどを、エサとして食べてくれる蜘蛛達です。
赤い赤ちゃん蜘蛛
暖かい時期になると、目撃数が急増するものとして、真っ赤な小さいクモがいます。
この真っ赤な虫は、蜘蛛の赤ちゃんではないんです。
名前はタカラダニ。
ゴールウィークあたりから、日本のいたるところで見られるダニで、部屋だけでなく、ベランダ、コンクリート、壁など色んなところで目撃されてます。
今のところ、特に害は無いんですけれど、とにかくウジャウジャ出てくるので、気持ちがられています。
うっかり潰すと、赤いシミが着くから気を付けてくださいね。
蜘蛛の赤ちゃんは何匹生まれる?
種類にも寄りますが、蜘蛛は1回の産卵で数十個~千個程度の卵を産卵します。
だから、もし家の中で蜘蛛の赤ちゃんを見つけたなら、最低でも数十匹は孵化してるでしょうね。
アシダガグモは300個ほどの卵を産みます、それも年に2回。
トータルで600個。
結構な数ですよね・・・。
反対にユウレイグモやシモングモは、十数個~40個程度の産卵。
アシダカグモの産卵数を知った後だと、な~んだ、そんなもんなの、とちょっと心に余裕ができませんか?
オニグモだと、数十~100個程度の産卵だそうです。
見つけた蜘蛛の赤ちゃんの種類によっては、『オー!ノー!』と落胆して、床に崩れ落ちる場合もありそうですね。
まとめ
蜘蛛の赤ちゃんは、孵化できずに卵の中で死んでしまうものもいます。
それから、成長過程で死んだり、食べられたり、無事に成虫になれるのは、ほんの一握り。
だからこそ、たくさんの数を産卵するのかもしれませんね。