ベランダでクモを見かけると、ドキッとしますよね。
ベランダによくいるクモの種類についてのお話です。
ベランダのクモの種類について
家のベランダでよく見かけるクモには、
- イエオニグモ
- ズグロオニグモ
- オニグモ
- コガタコガネグモ
- ギンメッキゴミグモ
- オオヒメグモ
- アシダガグモ
などの種類があります。
結構いろんな種類がいますよね。
イエオニグモ
世界中の暖かい地域で見かけるクモです。
自然の環境よりも、人が作った環境が大好きなので、人家に多く住みつくクモで、家の軒下で見かけることも。
蛍光灯とか灯りの周りも好みです。
イエオニグモは、夜に巣を張る性質があり、昼間は巣をたたんでベランダの隅っこにいたりするので、明るい時間帯にクモの巣を見ることは少ないかもしれません。
オニグモ類は、頻繁にクモの巣を張り替えるタイプで、巣を自分で食べることで、巣を片付ける手間を省いています。
ズグロオニグモ
南西諸島を除く日本全土に生息していて、人工物が大好きなクモで、ベランダ以外にも、公衆トイレ、駅、電話ボックスなどいろんな施設でみかけます。
自然環境ではほとんどみかけないクモです。
イエオニグモとの違いですが、イエオニグモは人家に生息することが多く、ズグロオニグモは人気(ひとけ)は関係なく、人工物ならどんな建物でもOK、というところです。
昼間は隅っこで筒のような巣の中でじっとしていて、夜になると、クモの巣を張ります。
オニグモ
イエオニグモやズグロオニグモは大きくても1cm程度ですが、オニグモは大きいものだと3cmほどの大きさになります。
日本列島とアジアの数カ国で生息しています。
どこにでも生息しているので、自然環境、人為的環境のどちらでも見かけるクモです。
オニグモも、クモの巣を朝に畳んで、夜に広げる習性がありますが、地域によっては昼間も多々畳まない場合もあるようです。
めんどくさがりなのか、合理性を選んだのか・・・
捕まえようとすると、噛んでくることもあり、傷みがありますが重症化することはあまりないようです。
コガタコガネグモ
日本に昔からいるクモで、日本のいたるところで見かけるクモです。
見た目がジョロウグモと似ているため、間違われることもあります。
コガネグモの種類は、昼間もクモの巣の真ん中で過ごすことが多いです。
ギンメッキゴミグモ
ゴミグモは自分の巣に、ゴミや食べカスを溜めて生活する習性があるのですが、ギンメッキゴミグモはあまりゴミを溜めないゴミグモなんです。
代わりに『かくれ帯』をクモの巣に付けて、人が近づいた時に隠れたりします。
本州から九州地域に分布する小さい蜘蛛(5mmくらい)で、人家以外にも林や公園で見られるクモです。
オオヒメグモ
不規則な形のクモの巣を張って、地上や壁を歩く虫を捕食する小さなクモです。
日本だけでなく世界中の人家で見られるクモなので、よく見かける人も多いと思います。
ズブロオニグモみたいに人工的な建造物が大好きで、新築の家だろうと高層ビルだろうと生息します。
人家だと軒下、窓枠、壁、物置どこでもクモの巣を張って、獲物を狙ってるんです。
アシダガグモ
徘徊型で蜘蛛の巣を張らずに、移動しながらエサである虫を捕食しているクモです。
家の中、外を選ばすに、移動しています。
家の中にも多く生息するクモで、ゴキブリやバッタなどの大きい虫も食べます。
ベランダのクモは放置して大丈夫
カバキコマチグモのように、咬み付かれると激しい傷みや炎症を伴うクモもいるのですが、上記であげたクモに関しては、放置しても特別に問題はないです。
ベランダにエサとなる虫がいる限り、クモはベランダに住みつきます。
クモがいれば、他の害虫を見る可能性は少なくなります。
そして、虫がいなくなれば、クモはエサを求めて他の場所に移動するんです。
困るとしたら、
- 見た目のグロテスクさからくる不快感
- ベランダや物干しに張られるクモの巣
- そして卵のう(卵がつまった袋)をうみつけられる可能性がある
ということです。
ベランダのクモを駆除するなら
ベランダにいるクモを駆除したいなら、
- クモそのものを駆除するか
- クモのエサとなる虫を駆除するか
になります。
クモそのものを駆除するなら、クモの巣予防スプレーを撒く方法があります。
虫が発生する原因を取り除くためには、ベランダの掃除が手っ取り早い方法です。
ベランダのクモの巣対策。除去と予防策で二度と張らせない
まとめ
ベランダでよく見かけるクモを紹介しました。
他にも、産卵期に人家に紛れ込んで、人を咬むカバキコマチグモなど、危険なクモもいます。
もし見慣れないクモをみたら、むやみに近づかないようにしてくださいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。