蜘蛛にまつわる言い伝え。
人生の中で、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回は、蜘蛛にまつわる言い伝え、殺すと不吉なことがおこるのか、蜘蛛が示すスピリチュアルなメッセージについてのお話です。
蜘蛛を殺すのは不吉な意味を持つ夜グモ
- 朝グモは親の仇でも殺すな
- 夜蜘蛛は親でも殺せ
という言い伝えを聞いたことはないでしょうか。
朝蜘蛛と夜蜘蛛の出現は、それぞれ意味が異なります。
- 朝クモ→神様の使いで福をもたらす
- 夜クモ→泥棒が来る前触れや、地獄からの使い
とされているんです。
せっかくの福の使いを殺してしまうのは、確かに不吉ですよね~。
反対に、不幸や災いをもたらす夜のクモは不吉な象徴として駆除する対象になっているんですよ。
朝に出るか夜に出没するかで、蜘蛛の運命は大きく変わってしまうと思うと、ちょっと可哀そうでもあります。
蜘蛛を殺すと罰がある!?
夜蜘蛛
夜蜘蛛は不吉な存在だから、駆除して不幸を避けるという考え方です。
なので、夜蜘蛛を殺すことで、罰が与えられることはありません。
朝蜘蛛
朝クモは、待ち人や福が来たり、金運アップと言ったいい意味合いがあります。
殺すと、せっかくのいい運気が逃げてしまう可能性があります。
運気アップを狙うなら、見逃して上げた方がモチベーションアップにもつながります。
蜘蛛が表すメッセージ
悩みや迷い毎がある時に、蜘蛛を見た場合、『辛抱強く待て!』というメッセージがこめられているそうです。
蜘蛛は、網を張って辛抱強くエサが来るのを待つイメージから、スピリチュアルなメッセージ性を持つとも考えられているんですよ。
外国の言い伝え
蜘蛛を殺すことで、特別な罰はないけれど、外国にはこんな言い伝えがあるんですよ。
蜘蛛を殺した次の日は雨が降る(フィンランド)
またイギリスのことわざでは、
家に出るクモは「マネースパイダーズ(money spiders)」などと呼ばれ、お金を生み出す存在として、ありがたがられています。
家に住みついた蜘蛛が大きければ大きいほど、たくさんの繁栄や幸せを手に入れられると考えられているんですよ。
フィンランドにもイギリスにも、夜や朝といった時間の決まりはありません。
どうです?
蜘蛛を殺しても、罰を受けることはありません。
が、
クモを生かしてあげることで、素敵なことが起こるかもしれない!
もしかして、ちょっぴりそんな気持ちが湧き出してはいないでしょうか?
私は蜘蛛を見つけても、そのまま見逃して放置しています。
これには、とっても大切な理由があるんです!
蜘蛛を殺さないほうがいい理由
いろいろ蜘蛛を殺さない方がいいジンクスを、いくつかあげてきました。
もちろん、クモを生かしてあげることで、運気アップも図りたい・・・のですが、私がクモを見逃している理由は他にあります。
それは、クモと共存することで得られる確かな利益があるから!
クモは不快害虫と言われ、見た目のグロテクスさが人々の気持ちを不快にさせます。
見た目の不快さが、私たちの心を駆除に駆り立てるわけなのですが・・・。
実は、クモは益虫でもあるんですよ。
益虫というのは、なにかしらの形で人々の暮らしの役にたつ虫のことをいいます。
じゃあ、クモがどんな役に立っているのかというと・・・
家の中の虫を食べてくれるんです!
家の中に入るクモは、ゴキブリやハエ、そのほか埃や物が積み重なった場所などを好む小さい虫等を食べてくれるんです。
家じゅうをパトロールして、害虫を探し出し、食べてくれます。
きっと、家の中でばったりクモと出くわすのは、害虫を見つけるために、移動している最中なんでしょうね。
クモは害虫がいなくなると、よその家に行くと言われています。
もし蜘蛛を見かけなくなったら、家中の害虫を食べきってくれたのかも。
クモを退治したら、家の中にゴキブリが増えたという話も聞いたことがあります。
クモも嫌だけど・・・他の害虫を見なくてすむ・・・という利益を考慮して、クモとの共存を考えてみるのもいいかもしれませんね!
まとめ
朝クモも夜クモも、駆除してもバチはあたりません。
その代わり、蜘蛛を生かすことで、運気アップを期待できたり、モチベーションアップにも繋がりそうです。
それから、家を害虫から守る見張り番にもなってくれます。
見た目はグロいけれど、実は幸運と快適さをもたらしてくれる存在なのかもしれませんね。
蜘蛛を家に入れないための予防策。入ってくる原因はたった1つ